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「保証金、敷金を戻してもらうには?」の動画はこちら

アパート等の賃貸物件から退去する場合、原状回復という名の基、当たり前のように、敷金、保証金から修理代金をとられていませんか?
敷金、保証金を返してもらえないだけならまだしも、大家さんやアパートの管理会社から追加で高額な修理代金を請求されていませんか?
クロス(壁紙)の張り替え費用、床材の張り替え費用、室内のクリーニング代、キッチンなどの水回りの設備修理代・・・
普通に生活していただけなのに、どこも壊していないのに、なんでこんなに請求されるの?
そんな疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
その敷金や保証金、戻ってくるんですよ。

目次

敷金、保証金って戻ってくるの?

クロス(壁紙)の張り替え費用、床材の張り替え費用、室内のクリーニング代、キッチンなどの水回りの設備修理代も、あなたが払わなくていいんですよ。
えっ?敷金や保証金ってもどってこないもんでしょう?
なんて思っていた方もいるでしょう。
繰り返しますが、戻ってくるんですよ!
その方法は、ずばり、国土交通省が公表している
「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を使えば、戻ってくるんですよ!
但し、敷金や保証金が全額戻ってくるわけではありません。
ある程度の金額が戻ってきます。

国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」

長ったらしい名前の為、「国交省のガイドライン」と略してお話しします。
これは、賃貸物件であるアパート等を退去した場合に原状回復との名を振りかざし、敷金や保証金を返還しないだけでなく、高額な修理費を請求する大家さんや管理会社とのトラブルが数多く発生したため、退去時のルールを平成10年3月に国土交通省がまとめたものです。
平成10年とかなり昔からルールとして存在していたわけです。
ただし、「国交省のガイドライン」は法律ではありません。
過去の裁判事例や実務に基づいた、退去時のルールでしかありません。
法的な拘束力はないんですね・・・

ガイドラインは法律じゃない・・大丈夫?

しかし、しんぱいすることはありません。入居者である貴方の強い味方です。
国の省庁で作られたガイドラインはいろいろあります。
試しに、amazon(アマゾン)で「ガイドライン」を検索してみてください。
ガイドラインに関する書籍が色々表示されると思います。
まあ、医療に関するものばかりですが・・・
あなたも医療に関するガイドラインをニュースなどで耳にすることも多いと思います。
医療ミスなどが発生した場合に
「ガイドライン通りに治療を実施していたか!」と声高に叫び、問題になることをニュースなどで見た方もいらっしゃると思います。
ガイドラインは法律ではないのですが、何か問題があった場合に業界のルールに従っていたかが問題となるわけです。
それを建物引き渡し、退去の時に利用すればいいのです。
「国交省のガイドライン通りにやっているか!」ってな具合に。
それで、敷金や保証金は戻ってくる可能性がでてきます。
高額な修理代金を請求される可能性は減ってきます。
なぜ「可能性」と付け加えたかというと、
「国交省のガイドライン通りにやっているか!」と大家さんや管理会社に言っても実際は何も変わりません。
一瞬、大家さんや、建物の管理会社がひるむ程度で、
「こいつガイドラインの内容なんか知らないくせに」
と、あなたをなめてかかるでしょう。

実際にアパートの退去立会いの際にガイドラインのことを言う方は多いです。
しかし、ガイドラインの内容をあまり理解していない方が多いので、結局は、高額な修理代金を請求されているのです。
まあ、ガイドラインと言った分、若干安くはなっているのですが
大家さんはガイドラインの事をあまり知りません。
しかし、不動産業者や管理会社は殆どが国交省のガイドラインの事を知っています。
また、ガイドラインの内容も理解しています。

まとめ

「国交省のガイドライン」
この言葉だけ知っていても駄目なのです。
内容を理解しなければならないのです。
内容を理解することで、大家さん、管理会社に対し、修理費の負担に関する交渉を有利に進めることができます。
このガイドラインの中身に関して、次回から分かりやすく解説していきたいと思います。

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