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アパートの駐車場に車を停めていたら。マンションの駐車場で朝に車を見たら、ボディが凹んでいた。
賃貸物件に住んでいれば良くあるトラブルです。
相手が分からない時もあるし、明らかに隣の方と分かる場合も。
こんな時、どのように対応したら良いのでしょうか。

目次

ぶつけた相手が分からない場合

誰にぶつけられたか分からないが、車がへこんでいる。
賃貸物件では少なくないトラブルです。大切にしていた車に傷をつけられるといい気はしません。そんな時はどのように対応すればよいのでしょうか。

管理会社や大家さんの対応は?

アパートを管理している管理会社や、大家さんへ連絡することを真っ先に思いつくと思います。相手が分からない場合、どのような対応をしてくれるのでしょうか。
尚、賃貸物件を契約した不動産業者に連絡をすると、「管理会社か大家さん言ってください」と言われます。不動産業者は仲介だけしか行っていないので、建物のトラブルは扱っていません。管理会社や大家さんの連絡先が分からない時に不動産業者に電話番号等を確認しましょう。

管理会社、大家さんの対応内容

結論から言います。管理会社や大家さんは何もしてくれません。
「警察へ連絡し、そちらで対応してください。」と言われるだけです。駐車場では様々なトラブルが有るため、契約書であらかじめ「駐車場でのトラブルは管理対象外です」のような文言が条文に記載されています。契約書に記載がなくても同じく管理対象外ですと回答されます。
管理会社や大家さんにできることは、「駐車場内で車をぶつけられたトラブルが発生したので気をつけてください」とお知らせを配布して、入居者に注意を促すことぐらいです。

警察へ直ぐに連絡を

衝突
ぶつけられたことが発覚したら、直ぐに警察へ連絡しましょう。
連絡すれば、意外とすぐに駆けつけてくれます。
現場の状況を説明し、被害届を提出しましょう。

防犯カメラの映像を見たい

防犯カメラが設置してある物件の場合、ぶつけられた瞬間の画像が残っている可能性があります。
画像の確認を管理会社や大家さんに依頼することになりますが、画像を見たいと言っても見せてくれません。
録画されている画像には色々な情報が映り込んでいます。内容によっては個人のプライバシーに関する情報も含まれているので入居者であっても見せることはできないのです。
では、管理会社や大家さんで画像を確認して、ぶつけた車を突き止めてほしいと考えがちですが、画像の確認を依頼しても断られます。
なぜなら、ぶつけた車を特定する行為は警察の仕事だからです。
警察からの協力依頼があって初めて画像を確認することができるのです。警察に被害届を出して、警察からの依頼があってからになります。但し、画像の確認は警察が行います。管理会社や大家さんは現地の録画機器の操作方法を警察に教えるだけで、画像の確認、相手方の特定は警察が実施します。また、録画データが保存されたSDカードなどを提供する場合もあります。

注意事項

ぶつけられた方は感情的になっている場合が多く、管理会社や大家さんに対してクレームをつける方がいますが、絶対にやめましょう。悪いのはぶつけた方です。また、管理会社や大家さんに修理代金を請求する方もいますが、修理代金を払うのはぶつけた方です。ぶつけた方が分からない場合であっても、管理会社、大家さんは関係ないのです。心証を悪くしてしまうので、怒りを鎮めて冷静に対処するようにしましょう。

ぶつけた相手が分かっている場合

隣の車がぶつけたに違いない。ドアの開閉の時にぶつけられたに違いないなど、ぶつけた相手がある程度分かっている場合は、どの様に対応したらいいのでしょうか。

管理会社や大家さんの対応は?

アパートを管理している管理会社や、大家さんへ連絡することを真っ先に思いつくと思います。
相手がある程度分かっている場合には、どのような対応をしてくれるのでしょうか。
尚、賃貸物件を契約した不動産業者に連絡をすると、「管理会社か大家さん言ってください」と言われます。不動産業者は仲介だけしか行っていないので、建物のトラブルは扱っていません。管理会社や大家さんの連絡先が分からない時に不動産業者に電話番号等を確認しましょう。

管理会社、大家さんの対応内容

結論から言います。相手が分かっていても管理会社や大家さんは何もしてくれませんし、何もできないのです。
「警察へ連絡して頂き、そちらで対応するようお願いします。」と言われます。駐車場の中では色々な問題が発生する為、「駐車場でのトラブルは管理対象外です」のような文言が契約書の条文に、あらかじめ記載されています。契約書に記載がなくても同じく管理対象外ですと回答されます。
管理会社や大家さんにできることは、「駐車場内で車をぶつけられたトラブルが発生したので気をつけてください」とお知らせを配布して、入居者に注意を促すことぐらいです。

「隣の方がぶつけた可能性が高い為、隣の方に連絡をしてほしい」と言っても対応してくれません。
隣の方の部屋番号と名前を教えてほしいと言っても教えてくれません。
個人情報保護法があるため、隣の方の許可がない限り情報を教えることは出来ないのです。
「隣の方に連絡し、連絡するように言ってくれ」これも対応できないのです。
「隣の方に、私の連絡先を伝えても良いから連絡するよ言ってくれ」これも対応できないのです。

いずれも、隣人をぶつけた当事者と決めつけるような行為の為、対応できないのです。
そのような、当てた人を探すことは警察の仕事なのです。

直ぐに警察へ連絡を

ぶつけられたことが発覚したら、直ぐに警察へ連絡しましょう。
連絡すれば、意外とすぐに駆けつけてくれます。
現場の状況を説明し、思い当たる相手方も報告しましょう。
そして被害届を提出しましょう。

防犯カメラの映像を見たい

防犯カメラが設置してある物件の場合、ぶつけられた瞬間の画像が残っている可能性があります。
画像の確認を管理会社や大家さんに依頼することになりますが、画像を見たいと言っても見せてくれません。
録画されている画像には色々な情報が映り込んでいます。内容によっては個人のプライバシーに関する情報も含まれているので入居者であっても見せることはできないのです。
では、管理会社や大家さんで画像を確認して、ぶつけた車を突き止めてほしいと考えがちですが、画像の確認を依頼しても断られます。
なぜなら、ぶつけた車を特定する行為は警察の仕事だからです。
警察からの協力依頼があって初めて画像を確認することができるのです。警察に被害届を出して、警察からの依頼があってからになります。但し、画像の確認は警察が行います。管理会社や大家さんは現地の録画機器の操作方法を警察に教え、画像の確認、相手方の特定は警察が実施します。また、録画データが保存されたSDカードなどを提供する場合もあります。

注意事項

ぶつけた相手がある程度分かっているのに、管理会社や大家さんは何故、対応してくれないのか。そのことを感情的に伝えてくる方がいますが、絶対にやめましょう。悪いのはぶつけた相手であり、管理会社や大家さんではありません。管理会社や大家さんも、その権限の範囲内でしか対応はできないのです。また、修理代金を管理会社や大家さんに請求する方もいますが、修理代金を請求するのは「ぶつけた相手」です。被害にあっているのに、感情的になり、立場を危うくする入居者の方をよく見かけます。冷静になって対応してください。

ぶつけた相手が名乗り出た場合

「隣の車にぶつけてしまいました。」「相手方に連絡し、謝罪と修理代金の支払いを行いたいので、連絡先を教えてほしい。」こんな連絡が、管理会社や大家さんに入ってきます。相手側の確認も無しに連絡先を伝えることはできないので、ぶつけられた車の所有者に管理会社が連絡し、状況を説明することになります。そのような電話がかかってくると「車がぶつけられたんだ!」と驚かれると思いますが、相手側が謝罪や修理負担に応じる姿勢を見せているため、相手側に連絡先を電話番号を伝えてもよいと回答し、後は、相手からの連絡を待って、当事者同士での話し合いとなります。話し合いに管理会社や大家さんは入れませんので、保険会社を通して話をすることとなります。
相手側が名乗り出た場合は、同じ賃貸アパートの入居者同士でのトラブルとなる為、後々に気まずい関係にならない様に対応しましょう。

まとめ

駐車場内でのトラブルは賃貸物件では付き物です。対応を間違えると入居者同士での気まずい関係になってしまいます。また、管理会社や大家さんは介入できない問題の為、無理に対応を求めたり、修理負担の話をすると、被害を受けた方が悪い印象を抱かれてしまいます。大切な車を傷つけられた怒りは理解できますが、感情を抑えて対応するようにしましょう。