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騒音で困っている方は大家さんや賃貸アパートの管理会社に解決を求めます。
前回のお話で述べたように、大家さん、管理会社の対応方法としては、お知らせを全入居者に配って注意喚起することと、騒音も基となっている入居者に直接注意して、騒音の解決に努めます。お知らせや直接注意とはどのような感じで行われるかについて前回のお話で詳しく述べましたが、まだ、前回のお話をまだ読んでいない方は、前回のお話を読んでから、今回のお話に耳を傾寝ていただければと思います。前回のお話を読んでからの方が、理解が深まりますので。
前回のお話はこちら屋⇒大家さんや管理会社はどのように騒音問題を解決するのか
それでは話を進めましょう。

目次

「お知らせ」や「直接注意」の次にやること

お知らせや直接注意で騒音が静かになれば問題ないのですが、それでも騒音を出し続ける方がいます。
騒音で困っている方は、大家さんやアパートの管理会社に「まだ騒音が直っていない」と相談を再度することとなります。再度相談した場合に大家さんや管理会社はどのように対応してくれるのでしょうか。大家さんや管理会社としては「やれることはやった」となるので、後は、当事者同士で解決してほしいとなる場合が多いと思います。実際に、騒音問題に関しては当事者同士での解決となるので、「もうこれ以上やることが無い」との判断に至るのです。
ですが、引き続き対応してくれる大家さんや管理会社もあります。対応してくれる場合は、どの様な方法で対応してくれるのでしょうか。
先ほどお話しした、「当事者同士での話し合い」の前に、実際にどのような音が問題となっているのか現地の確認をすることとなります。

現地にて音の確認

現地にて音の確認を行うこととなるのですが、常にうるさいのであれば良いのですが、この時間帯に聞こえる時と、聞こえない時がある等の場合は一番困ります。実際には、「音が発生ている時に連絡してきてください。その際に直ぐに行ける様であれば行きます。行けない場合は、再度連絡ください」となるのです。音に困っている方は、直ぐにでも解決してほしいと思うのですが、聞こえない時に行って、音が出るまで待つことも出来ないのです。音が出ていると連絡いただいて、行ってみたら音が治まっていることも多いのです。でも、現地にて騒音となる「音」を確認しないことには、何も対応することができないのです。たまに、「騒音計を持ってきて測定して欲しい」などと言ってくる方もいますが、大家さんや管理会社は騒音計を持っていません。そこまで無理を言うと「厄介な入居者」と思われてしまうので、あまり無理なことは言わないようにしましょう。

音の確認をしたらどうなる

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は騒音問題も数多く取り扱っているため、騒音に値するレベルであるか今までの経験から判断します。また、騒音が構造に起因する音なのかどうかも判断します。構造的にこの音は響いてもしょうがない音なのであれば、その場でその旨の説明があり、「我慢してください」となります。その時は「何とかしろ!」と言っても何ともなりません。また、音は出ているが「騒音」と呼べるレベルではないと判断された時も「我慢してください」となります。あなたにとっては騒音であっても、騒音と呼ぶには小さい場合などは集合住宅である以上、我慢が必要になるのです。集合住宅では様々な音が聞こえてきます。我慢しなければならない音も多数あるのです。
騒音レベルではないが、どうしても有居者が我慢できない音であったり、騒音と呼ぶにふさわしい音であった場合は、音の確認後に次の行動に移ります。
当事者同士での話し合いとなるのです。でも当事者同士では話しづらいことも多いと思いますので、大家さんや管理会社が同席しての話し合いとなります。その時に実際の音を聞いていないと、大家さんや管理会社も話ができないので、音を聞くわけです。
次回はどのようにして当事者同士の話し合いが行われるかについてお話ししたいと思います。