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上の階がうるさい、隣の部屋がうるさいなど、騒音問題で苦しんでいる方も多いと思います。
騒音問題を解決するために、大家さんや管理会社に相談することを前回のお話でお勧めしました。
前回のお話をまだご覧になっていない方は、前回のお話をご一読いただいてから、今回のお話を読んでください。
その方が理解が深まります。前回のお話はこちら⇒騒音問題 上の階、隣の部屋がうるさい!誰に言えばいいの?
相談する時に、ただ単に、「上の階がうるさいので何とかしてほしい」と言っても大家さんや管理会社は何をしてよいのか困惑するだけです。
騒音に関して具体的にどの様に迷惑しているのか説明しなければなりません。
その具体的な内容を悦名できるように準備が必要です。今回は、騒音問題を相談するための具体的な準備に関してお話ししたいと思います。

目次

どのような音であるか

騒音問題で初めに考えなければならないのが「どのような音か」である。
騒音と言っても色々あります。その音の種類を具体的に特定することが大事です。

上階の足音

上階の方の足音が響くことはよくあることです。その足音の種類を特定することがとても大事です。大人の足音なのか、子供の足音なのか、小走りで走っているような音なのか、ゆっくりだがドスンドスンと響くような音なのか。具体的にどのような音なのか、特定することが大事です。

人の声、歌声など

声にも色々と種類があります。話している声でも電話で会話しているような声、テレビに対して文句を言ったり話しかけたりしている声、お客さんが来て人と話しているような声、夫婦喧嘩のような声、大きな声で歌っている声や、鼻歌のような声、悲鳴のような声、どの様な声が聞こえているか確認することが大切です。

音楽

音楽にも種類があります。CD等の音楽なのか、楽器を演奏又は練習している音なのか、また、問題となっている音楽のジャンルも大切です。演歌なのか、ロックなのか、ジャズなのか等、音源を特定できるようにします。

生活音

生活音にも色々とあります。水を流している音、扉を閉める音、洗濯をしている音、掃除機を掛けている音等、生活音でどの音が大きく聞こえているか確認することが大切です。

よくわからない音

よくわからない音が原因の場合も、どの様な音か説明する必要があります。「コンコンコンン」とした音、「カーン、カーン、カーン」とした音など、よくわからない音でも何か特徴があるはずです。その特徴をまとめることが大切です。

その音はいつ発生するのか

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音がいつ発生するのか、これがとても大切です。夜の決まった時間帯に発生するのか、ランダムに発生するのかなどの時間帯の特定。また、月曜日と、金曜日だけに発生するなど曜日の特定がとても大切になります。

どこから聞こえてくるのか

どこから聞こえてくるのか、これもとても大切です。真上から聞こえてくるのか、斜め上から聞こえてくるのか、横の部屋から聞こえてくるのか、押入の中から聞こえてくるのか、それとも室外がら聞こえてくるのか、室外ならばバルコニーから聞こえてくるのか、玄関から聞こえてくるのかなど、どこから聞こえてくるかも説明できるようにしましょう。

どこの部屋にいる時に大きく聞こえるか

どこの部屋にいる時に大きく聞こえるか、例えばLDKにいる時に大きく聞こえるのか、トイレにいる時に聞こえるのか、南の洋間にいる時に聞こえるのか、これらについても説明できるようにしましょう。

この事前の準備により、音に関しての特徴を大家さんや管理会社に具体的に教えることができます。
音の特徴を掴むには少し時間がかかりますが、大家さんや管理会社に音の本質を理解してもらうためにも、音に関する事前準備をしっかりと行う必要があります。
次回は、大家さんや管理会社はどのように騒音問題に対応してくれるのかお話ししたいと思います。
次回のお話しはこちら:大家さんや管理会社はどのように騒音問題を解決するのか