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冬の寒い時、疲れて帰ったらお風呂に入れない。夏の暑い時、汗を流したくてもシャワーが使えない。
賃貸物件での給湯器の故障した場合、誰に修理を依頼すればいいのでしょうか。
修理したとしても、費用負担はだれがするのでしょうか。
結論は、大家さんか管理会社に連絡し、大家さんか管理会社の費用負担で直してもらいます。
応急処置の方法はこちら⇒給湯器のコンセント抜き差し

急いで直したい方は こちらへ

目次

給湯器の修理は大家さんか管理会社に連絡

給湯器が壊れた場合は大家さんか、賃貸物件を管理している管理会社に連絡しましょう。
給湯器は建物に付随する設備であるため、建物の所有者である大家さんが修理しなければなりません。
大家さんが建物を管理してる場合⇒大家さんに連絡。
管理会社が建物を管理している場合⇒管理会社に連絡。
誰が管理しているかわからない場合⇒賃貸物件を契約した不動産業者に管理者を聞く。

普通の大家さんや管理会社であれば、修理業者を依頼してくれます。

給湯器の修理代金は誰が払うの

通常は給湯器は建物に付帯されている設備のため、大家さんの所有物です。入居者は借りているだけです。
従い、修理費用の負担は大家さん、又は、物件を管理している管理会社になります。
大家さんや管理会社は物件を通常仕様の状態に維持管理しなければならないため、入居者の方の負担にはならないのです。
管理会社の場合は、大家さんから委託を受けて建物を管理しているため、実際には管理会社が費用負担するわけではなく、
一旦、修理代金を立て替えて、後日、大家さんに請求しているケースが一般的です。

連絡する前の準備

給湯器の故障を大家さんや管理会社に連絡する前に、給湯器の症状を出来るだけ詳しく確認する必要があります。
「給湯器からお湯が出ない」だけでは、修理業者が到着してから状況確認になる為、修理完了までに時間がかかります。
給湯器のどこが壊れているのか。どこを直せばよいのか。大家さんや管理会社が判断しやすいように、状況の確認を行いましょう。
状況確認は以下を参考にしてください。

給湯器の種類は

給湯器にも様々な種類があります。どのタイプが設置されているか確認します。
バランス釜タイプ⇒浴槽の横についているタイプです。
給湯のみタイプ(追い焚き無し)⇒蛇口やシャワーからお湯が出るだけのタイプです。
追い焚き付き給湯器⇒自動湯はりや追い焚き機能がついている給湯器です。
設置されている給湯器のタイプが分からないと、どの部品が壊れているか予測することが出来ません。
設置されている給湯器のタイプを確認しましょう。

不具合の症状を具体的に把握する

給湯器がどのような症状を引き落としているか。不具合の症状を具体的に伝えると、修理までの時間が短くなります。
不具合の内容が具体的であるほど、故障している部品の特定がスムーズになり、余分な作業を省くことが出来ます。
そのためにも、症状を的確に伝えることは、とても重要です。
室内やお風呂に給湯器のリモコンがついていた場合はリモコンの症状も確認しましょう。
リモコンにはエラーメッセージが表示される場合もあるため、エラーメッセージも確認しましょう。

給湯器不具合の症例

給湯器の故障の症例を記載します。
1:出し始めはお湯が出るが、10分後ぐらいから水になってしまう。
2:温度がぬるいままでリモコンで調節しても設定温度にならない。(高温のままの場合も)
3:自動湯はりで設定温度にならない。
4:自動湯はりで設定水量にならない。(お湯が多い、又は、少ない。自動湯はりが止まらない)
5:シャワーや蛇口からのお湯の勢いが弱くなった。又は強くなった。
6:蛇口からはお湯が出るが、シャワーからは水しか出ない。

上の例のように、症状を具体的に把握するようにします。

給湯器のメーカー、型番、製造年月日の確認

給湯器も色々なメーカーが製造しています。メーカーによって、内部の部品も違ってきます。また、同じメーカーでも型番によって、使用する部品が代わります。また、製造年月日も大切です。あまりに古いと部品供給がストップしており、給湯器を取り替えなければならない可能性もあります。
メーカー、型番、製造年月日は給湯器の表面に表示されておりますので、メモしておきましょう。
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給湯器の症状を大家さん、管理会社に伝える

症状を確認したら、大家さんや管理会社に連絡し、不具合の症状、給湯器のメーカー、型番、製造年月日を伝えます。
大家さんや管理会社は症状などを修理業者に伝え、修理の手配を行います。
修理業者は症状から、どの部品を交換しなければならないか判断し、部品を準備して、入居者宅に訪問することになります。
また、症例から給湯器が原因ではないと判断される場合もあります。水栓器具が原因の場合もある為、その場合は水道業者が修理を実施することになります。
症状や型番などを伝えていないと、訪問して初めて原因が特定され、そこから部品の手配となり、修理完了までに時間がかかってしまいます。

入居者が勝手に業者手配するのはご法度です

給湯器の不具合でガス会社に修理手配をする方がいますが、入居者が勝手に業者手配するのはやめましょう。ガス会社が修理して直ったとしても、修理代金は一旦、入居者が立替えなければなりません。立替えた代金を、後日、大家さんに請求しても、「勝手に業者手配したんだから払わない」そんな大家さんもいます。必ず、大家さんや管理会社に連絡し、大家さんや管理会社から修理業者を手配するようにしてもらいましょう。管理会社は、当然、修理業者を抱えており、大家さんも修理業者を知っています。管理会社や大家さんの修理業者は賃貸専門で取り扱っている場合が多い為、賃貸物件での対応に慣れているので、後にトラブルになることも少ないです。

給湯器の応急対応方法。この方法で意外と直る

給湯器で不具合が起きたら、給湯器のコンセントを抜きましょう。1分程度抜いたら、コンセントを差し込み、不具合が解消されたか確認しましょう。
コンセントを抜くことで、給湯器の中に組み込まれている回路がリセットされ、正常に作動するケースが非常に多いです。
コンセント抜きを試して、それでもダメなら、症状を確認し、連絡するようにしましょう。
コンセントの抜き差し動画はこちら